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イスラエル研修ツアー特集 

 前回のインナームーブでお話ししましたが、3月19日から30日と4月2日~13日の
2陣に分かれて恒例になったイスラエル研修ツアーに行ってきました。
リカさんがご高齢なられたので無理のない範囲での少人数のツアーにしました。
 イスラエルは日本ではあまりなじみのない国でイスラム国が世界中の脅威となっている昨今では、「そんな危険なところへ行って、大丈夫?」なんて思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。セキュリティーがしっかりしているので、平和そのもので、天候にも恵まれ、
私はお昼休みを利用して地中海で海水浴までしてきました。ちょっとしたリゾート気分でした。
 
 

 

 
 
 地中海の海水はきれいでしたが日本よりも塩分が濃く、水温は冷たかったです。
さて、リカさんそしてご主人のシュロモさん共にお元気で、われわれの訪問を心待ちにされていたようで、大歓迎を受けました。中日ではイタリアンの昼食までご馳走になりました。
ワークは午前と午後の2時間で毎日が充実した日々でした。
個人的には、頭と首の関係、それと関係したミドルバックとローバックがさらに明確になりました。
そしてそれらが肩、腕の流れと密接に関係していることもわかりました。 
 

リカさんの先生であったパトリック。マクドナルドさんがその著書“As I See It”の中でおっしゃっていることですが、「首を自由に、頭を前に上に、背中が上下に長く伸び、左右に拡がり、両脚は大地に対抗する」は変わらないけれども、1年前のそれとは今は違っているし、10年後のそれはさらに違ったものになるだろうと。本当にそうだと思いました。

この事は長年研鑽し続けることが出来た者だけが理解できることだと思います。
私はこの4月で63歳になったわけですが、普通ならもう定年です。
しかしこの年になってもまだまだ成長し続けている自分をハッキリ感じることができます。
これからがますます楽しみになってきました。そう考えるとこの年になってまだまだ自分自身に可能性を感じることのできるアレクサンダー・テクニークに出会えて本当にラッキーだったと思います。
 
そしてリカさんに出会えたことはさらにラッキーなことです。この稀有なさまざまな出会いが出来たことを神様に感謝です。 稀有なことと言えば、ワークの中で何度もリカさんが私におっしゃったことは、世界中を見ても私の知る限り、アレクサンダー・テクニークの本質を知り、探求し、研鑽し続けられているグループはそんなに多くない。そういう意味であなた方グループは成功している稀有な存在だということです。
ほとんどのスクールは3年のトレーニングコースを修了すれば、それで終わり、それっきりのようです。ですからそれよりもさらに高度なことを研鑽できる場がないのです。 
 
そう考えるとこれからの私の目指すべき方向性が見えてきたように思いました。
それは新しい生徒はトレーニングコースを卒業した教師の方々にお任せして、ATのすそ野を拡げてもらうことにして、私はさらなる高みを目指し、その教師の人たちと研鑽し続けることです。
ラッキーなことに私にはもう十分に熱心な生徒はいるし、これ以上増やしたいとは思っていません。
何故ならもうこれ以上生徒が増えると、深いワークに入っていくことが難しくなるからです。
アレクサンダー・テクニークは元来1対1のプライベートレッスンが基本です。
100名のワークショップや講演でわかってもらえるような代物ではないのです。
かつてグルジェフという偉人が言われたことですが、「私は限られたメッキの量しか持ち合わせていないのです。仮にその量が10名分のメッキだとします。それなのに100名の人にそのメッキを塗り出したらどんなことになるでしょう?
 
みんなが中途半端なメッキになってしまい、誰一人完璧に塗られた人はいないでしょう」つまりみんなウワベだけのワークに終わって、深いワークを理解できるようにはならないわけです。
 私はいつの間にかそういうことは望まなくなっている自分に気づきました。
そんな私を察してかリカさんは私に「あなたはもうすで何がいいことなのかを知っておられる。
だからそのことを恐れず、まっすぐに進みなさい。あなたらそれができるはず。
そしてそれがあなたにとって一番いいこと」とおっしゃいました。
 
  

イスラエル感想集

 

 事実を知ることの大切さ

鹿島 啓子

 

 
 今回で6回目のイスラエル訪問です。初めて前半、後半通して20日間リカさんのレッスンを受けることが出来ました。初日のレッスンで、リカさんから方向性を伝えられた瞬間、とてもクリアで(お〜!何だ、すごーい、今までで1番ハッキリ方向性感じる)と心の中で叫んでました。
それから、毎日毎日、新しい発見がありました。
 
それは、よく考えてみると、リカ先生から何年も前から伝えて貰ってた方向性でした。
後半のレッスンでは、自分に方向づけしても、体の内側の働き(流れ)がよく働き、皆さんから方向づけされた時も、以前より良く働く状態でしたので、私が皆さんにハンズオンすると、きっとチェアーワークが軽やかにうまく出来るであろうと思っていました。
ところが、相手に手を置いた時、相手の体が硬く、内側が働いてないことに気づきました。
え〜、そんな馬鹿な?正直ムッ!という腹ただしい感じでした。
少し時間を置いて、ハンズオンを再び挑戦しましたが、駄目でした。
私の中ではこんなに協調作用が軽やかに働いている状態なのに、何故伝わらないの?と思いました。  
それでもくじけず、翌日再び挑戦しました。そして、椅子から立つ、座るという動作には至りませんが、お互い通じ合う瞬間があり、内側は少し働いたように思いました。でも、何が違うのか?私なりに改めて考えてみました。ハンズオンを困難にさせている原因は、相手を動かすことが1番の目的になっていた意識状態でした。首を解放し、頭、胴体、手、足との内側の協調作用を伝えることがおろそかになっていました。              
そして上手く行かない場合、その問題を相手のせいしてしまうものです。それが故に自身が何をしているのか?気づけないものです。
 
 
その瞬間に起っている事実を「知ること」が、自分自身を落ちつかせ、問題に対して静かに向き合うことができ、答えを見出すことが出来るのです。この意識状態が大切と、再認識しました。順子先生がいつも言ってくださっていることです。             
今回のリカさんからのメッセージは、「自分の感覚を信じ、学んできたことを生徒さんにしっかり伝えなさい。貴方もAT原理を理解出来てるのよ」と言われました。まだまだ遠い道のりですが、「知ること」そして、それを生徒に「伝えること」が出来るようになりたいと思います。
最後に、シュロモさん、リカ先生お二人が、健やかに過ごされますように、心よりお祈り致します。そして、国際ヨガ協会の方々、生徒さん、長い間お休みさせて致きましたが、お陰様でとても良い勉強となりました。心より感謝しております。さらに今回一緒に学んだ皆さん、お世話になり、ありがとうございました。

T:ワークの後半では、鹿島さんの腰のところが見事につながって、背中がきれいにひとつになっているのを見ました。20日間のワークの成果ですね。
 
 
 
20日間のワークを終えて
中白 順子
 
 
今年もイスラエルでの研修旅行に行って来ました。テルアビブでは新しいビルが増え、建設中のビルも沢山ありました。地中海の真っ青の海は変わらず、とても綺麗でした。海を見ながら歩ける遊歩道も更に整備されていました。そして、地元の方々は、自分の生活をエンジョイされているように私は感じました。
今回のイスラエルでの目的は、リカ先生のレッスンを通して、協調作用の確認と、まだ使いこなせていないハンズオンのテクニックを学ぶこと。
 
そして、最初のトレーニングコースの先生、ベジィ先生のお墓参りに行くことでした。お亡くなりになり、お葬式にも出られませんでしたので、以前からお墓参りに行きたいと思っていました。
AT 教師として今仕事が出来ているのは、ベジィ先生のお陰と思っています。その感謝の気持ちを墓前に是非報告したいと思っていました。
ベジィ先生からはATをプライベートレッスンも入れると14年ほど学びました。
私達のトレーニングコースは春と秋の2回でしたので、6年間のトレーニングコースでした。
そして、卒業しても6年トレーニングコースで勉強し、その後リカ先生に出会いました。基本をベジィ先生から教わっていたからこそ、リカ先生のレッスンが深く理解出来たのだと思います。そこからさらにリカ先生が伝えて下さる方向性は、頭、胴体、手、足との良い協調作用に、反重力の働きがプラスし、背骨が強く働き、そして体が多面的に働き、更に胴体と頭、手、足が拮抗するという、私が経験したことがない感覚でした。
 
最初は、何がどう違うのか?何が働いてないのか?方向性を思う時に何が足らないのか?
解るのに時間がかかりました。
リカ先生からレッスンを受けるようになり今年で13年になります。
毎回少しずつの理解なので、私は一生受けても無理かなぁ?なんて思った時期もありました。
でも、年々自分自身が元気になり、疲れにくい体になっていることに気づき、このままでは終われないという気持ちが湧いてきました。そして、今年もリカ先生のレッスンを通してATの原理をもっと深く理解したいと願っていました。その願いが叶い、物や人にハンズオンした瞬間、反作用が働くことにやっと成功しました。リカ先生のハンズオンがあると反作用が、容易に働くことを感じていましたが、自分で試みても働きが弱いことに以前から気づいていました。
何度か成功しましたが、完璧ではないのでこれをさらに磨くことがこれからの私の課題です。
そして、協調作用が働いた時の、床と足の対抗する必要性も再認識できました。これからもワーク中は勿論、日常でも活かせるようにトライして行きます。
そして、今回ヘズィさんのお墓参りを始め、願っていたことが次々と叶いました。これも色々な方々の助けがあったからこそだと思います。本当に感謝しています。
ヘズィさんのお墓

 最後に、リカ先生への連絡を、国際ヨガ協会の松嶌会長や谷村先生に大変お世話になり、お礼申し上げます。そして、通訳だけでなく色々と助けて下さった船坂孝江さん、ご一緒に行った皆さんありがとうございました。トダーラバー!
 
T:今回のワークでリカさん順子さんに「あなたは基本をすべて理解しているので、それを皆んなにしっかり伝えなさい」とおっしゃっていました。私もレベルアップした彼女を感じました。
 
 
 
 
リカさんからのお便り
 
帰国後、リカさんから以下の有り難いメールをいただきました。私のことを“グランド・マスター”なんてちょっと褒め過ぎですね。調子に乗らないように注意します。(笑)
 
 
親愛なるエイジさん
 
その後どうされていますか。
お元気でお過ごしであるよう願っています。
今回ご一緒したワークショップはほんとうにすばらしく、貴方と貴方のグループの教師が楽しまれたことを嬉しく思っています。
こんなに長いあいだ共にワークに励んできた、旧友にして同僚とのこの再会は技術的にも気持ちの上でも、満足のゆくものです。
貴方のスクールの教師の皆さんのATへの理解の深さは稀有なもので、それは貴方自身の知識とテクニークを伝えようとする努力の賜物に違いありません。
エイジさん、貴方はすでにATのグランド・マスターの域に達していると思います。
 
確か、今年も何人かの生徒さんが卒業され、ATの公認教師として認定されますね。
心よりお祝い申し上げますとともに、彼らがこれからもパトリック・マクドナルドがまとめた5つのATの原理を学び、研鑽し、常に忘れないようにされるようお勧めします:
 ・ 習慣の力の認識
 ・ しないことと抑制
 ・ 感覚に対する認識の不確かさを認めること
 ・ ダイレクションを与えること
 ・ プライマリー・コントロール
来年また貴方とお会いできることが楽しみです。
早々
リカ

 

 

 

 

 

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